愛と夢と幸せと

Love,Dream&Happiness

人生で一番の幸運を

 

私の人生と、生涯きっとなくならない大切な音楽の話。

 


人生で“好き”を初めて自覚したアーティスト、いわゆる推しグループとして追いかけ始めたのは、 EXILEというダンス&ボーカルグループだった。

 EXILEとの出会いを振り返れば、三段階あったように思う。

 


①『ホットマン2

ホットマンというドラマをご存知でしょうか。きっとご存知。2003年に放送され、2004年にはパート2が放送された反町隆史さん主演のドラマ。

パート1の主題歌は「Together」、パート2の主題歌は「HERO」どちらもEXILEの曲。とても優しくて温かい曲たち。特にHEROは今もずっと思い出の曲。

私がEXILEというアーティストを認識したのがこの時期。『ホットマン2』に出ていたマキさんをEXILEのMAKIDAIとして認識したのが始まりだったと思う。

 


② 「New Jack Swing」

同時期に発売されたアルバム収録曲。これが、私が一番初めに好きになったEXILEの曲。もちろんこれも思い出の曲。

小学生の時、なわとび大会の学年発表でこの曲を使用した。同級生にEXILEが好きな女の子がいて、その子の推薦でこの曲を使い、それがものすごく好きだった。リズムに揺れるのが心地良い、今でも大好きな一曲。

 


と、ここまでがほぼ同時期に起きた二段階の出会い。この時点でEXILEそのものを好き!とは言えなかったと思うけど、私の中にEXILEというアーティストの存在は確実にあった。好きな曲もあった。

 

 

③ 兄から妹へ

そして極めつけのきっかけをくれたのが、お兄ちゃん。

3つ上の兄がEXILEを好きになった。妹の宿命というかなんというか、EXILEが出るテレビ番組の録画を頼まれるわけだ。すると、あれ録っといて、これ録っといて、言われるがままに録画したテレビ番組はリビングで一緒に見ることになる。そうしてEXILEを見ていくうちに、私も好きになっていった。

少しもドラマチックではない。でも、着実に好きが生まれていった時間だった。

ありがたいことに音楽CDやDVDを買うことには制限の無かった家だったから、兄のおかげでみるみるうちにEXILEのCDは増えていき、DVDも増えていき、今の私が出来上がっていった。おおまかにそういう流れ。たぶんね。

 


時期的に俊ちゃんの脱退、敬浩さんの加入も知ってはいるけれど、なんせ小学生だったもので。流れに身を任せていたら好きが消えることもなかった。何よりも兄が「TAKAHIROかっけー」なんて真っ直ぐに言うから。私に影響を与え続けてきた兄が二章も追いかけていたから、私も自然と後ろに続いた。
だから、一章は一章で好き。二章は二章で好き。今もそんなスタンスでいる。

 

 

というわけで、EXILEと出会い、EXILEが好きなアーティストになり、EXILEの音楽は私の日常に溶け込んでいった。

小学生だった私も、今や20代の社会人。EXILEを好きでいる十数年の月日は人生の半分を超えた。EXILEと共に、EXILEの音楽と共に歩んできた人生。EXILEの曲で人生の年表が作れそうなほど、それはいつもそばにあった。

気持ちを救ってもらったり、背中を押してもらったり、心を支えてもらったり、やる気を貰ったり、人と人を繋いでくれたり。なんでもない日常が煌めくような音楽を、心を揺さぶる音楽を、パフォーマンスを、そしてエンターテインメントを、ずっと届け続けてくれた。

EXILEを好きになって、その音楽を聴いてきて、気づけば干支も一周していて。本当にずっとそばにあったなあ……と。振り返ってみれば、今すごく感慨深い。

 


EXILEを見続けるということは、LDHという会社を見続けることと同義になると思う。だって彼らが立ち上げた会社だから。

そこに所属するグループを好きになるかならないかは個人差があると思うけど、私は今もほとんどのグループをEXILEと同じように応援している。ほとんど、という言葉を使うのは、一個人としてライブに足を運んだりCDを買ったりするには限度があるから。心のキャパも無限ではないから、全グループのライブに行くことはないし、行く回数にもバラツキがある。それでも大枠はEXILEを好きというよりかは、EXILEを含むLDHのアーティストが好きということになるんだと思う。

 

特に、J Soul Brothers と出会った時の衝撃は一生忘れない。

今や二代目と呼ばれる彼ら。7人のパフォーマンスと歌に中学生の私は強烈に惹かれていった。

まだ自分の携帯電話も持っていない頃。パソコンの前に座り、YouTubeでPVを繰り返し見たことをよく覚えてる。特にMy PlaceのPVはひたすらに見た。体育館の舞台に飛び乗り、リズムよく足を交差させる直人さんの真似をしたりなんかして。

今みたいにメンバーの人柄なんて知らなかった。それでもただその音楽に、パフォーマンスに惹かれたことが未だに衝撃的で、私の中で7人はとても大きな存在になっている。もう7人でのパフォーマンスが見られなくなった今でも。忘れられない、最高のグループだと思ってる。

 

2020年現在でいえば、ひとつのツアーで何度も足を運ぶのはEXILE・セカンド・三代目・ジェネあたり。

ランペ・ドーベル・DEEPなども行くけれど、複数回かどうかはツアーによってまちまち。日程が難しくて行かないツアーもある。E-Girls や Leolaちゃんは曲を聴いてもまだライブに行ったことはない。ファンタはフェスで見てきて、いつか単独に行く予定。

LDHのアーティストに対してのスタンスは、ざっとこんな感じ。みんなそれぞれ好き。EXILEは特別だけど、どこが一番とか誰が一番とかそういうのは難しい。

たとえば、EXILEが好きでずっと追いかけてきて、やっと復活する2018年にセカンドは活動しなくていいなんて絶対に思えなくて。兼任は忙しいやろうから三代目もジェネもファンタも控えめに、なんて絶対に思えなくて。それぞれのライブに行きたいと思う気持ちは変わらないし、好きなものは好きだから。

でも実際それぞれの活動の幅は限られていて。メンバー第一だと思ってるし、篤志さんと敬浩さんが歌うEXILEが無くなって欲しくないと願ってるし。いろんな気待ちが交錯して、それでも大好きな人たちはみんな応援したくて、それぞれが創ってくれる幸せな時間を共有したい。

なんというか、掛け持ちって言う言葉が苦手で。LDHという事務所だからじゃなくて、好きなものは好きっていう気待ちはどうすることもできないなぁと。EXILEが好きな気持ちと二代目が好きな気持ちとセカンドが好きな気持ちは私の心の中に別軸で存在してるので。そういうニュアンスを分かってくれる友達がいることがすごく有難い。“好き”の種類が一緒だといつまでも仲良くできるよね。


少し話が逸れました。

 

時は少し遡り、2009年。

愛すべき未来へ

EXILEが掲げた言葉は今もこっそり心のスローガンになっている。あの頃追いかけていた夢にぴったりだった言葉。やっぱり目指そうと思わせてくれた言葉。その言葉を胸に自分の道を進み、成人して、無事に夢を叶えることができた。

子供たちが夢を持ったまま
生きていってほしいと願うから
今僕らはここで何をすべきか
愛すべき僕らの未来のため

10年前の歌は今も心の支え。

趣味やSNSに入り浸る中高生が、ほんの少しでも親孝行ってこんなに素敵なことなんだなって思えるような、そんな行動を見せてくれる人達だから私はLDHを好きになって良かったなあと思う。好きな人の行動には皆すぐ影響受けるもんね。それでいい。そうやって子どもが真っ直ぐな生き方をできるような、そんな影響を与えてくれる人達だから好きなんだ。自分が子どもの頃からずっと、子どものための仕事を夢にしてきたから。何度も何度も愛すべき未来へ動くEXILEを見て「私もいつか」って思った。もうそのいつかの歳になったんだ。

LDHを追いかける中でずっと口にしたかった「夢を叶えた!」という言葉を口にできた時、嬉しくて嬉しくてたまらなかった。ずっと誰も彼もの夢を大事に応援してくれていたEXILEにもありがとうの気持ちが溢れてきて胸がいっぱいになった。

リアルな話、どうしたって「仕事」なのにそれを現在進行形で「夢」だと言いきるEXILEを、幼き私は好きになったから。そうやって間接的に背中を押してもらったから今がある。それはずっと忘れないでいようと思う。いや、忘れようと思っても忘れないな。

 


小学生の頃にEXILEと出会って、今も『愛』『夢』『幸せ』のど真ん中にはEXILEがいる。価値観形成にもきっとEXILEが一枚噛んでる。

だから私は、身近な愛、無償の愛を蔑ろにしたくないと思えた。友愛も含め、気持ちをちゃんと言葉にしようと思える人間になった。抱いた夢を精一杯追いかける人を応援しよう、一生懸命頑張ることが格好いい、そう思って日々生きてる。

LDHのおかげで、小さな幸せを積み重ねること、かけがえのない幸せな時間を共有すること、すべて大事に抱えて生きていける人間になった。

いつも、LDHから受け取る Love,Dream & Happiness は計り知れない。LDHという会社を全肯定するとかしないとか関係なく、私が貰ったモノは果てしなく大きい。ただそれだけに感謝して、これからもLDHを見守っていきたいと思う。

 

 

そういえば、SOW、待ちに待ったEXILE復活単独ツアー。すごく楽しかったなぁ。新しいEXILEを見たという感じだった。過去を振り返っても同じ姿は今はもう無いけど、新しい何かがある。

昔と違うのは当たり前で、それが悪いとも思ってなくて、ただ今はもう新しいEXILEなんだなって。“今”のEXILEしか見なかったなって。積み重ねはもちろんあるんだけど、変わらないものと変わったものがなんかこうばーんと来て、最終やっぱり今しか見れないEXILEなんだなって。そう思った。

それがEXILEのカタチなんだっていうのを実感したし、今こうして見届けられる時間で私も精一杯青春させてもらおうと思った。本当の青春をEXILEと過ごしてきたけど、流動的だったからこそ今もEXILEは青春を生きてるんだと思って。それは篤志さんも前に言ってたし。色々あったけど。本当に色々あったけど、以前の篤志さんの言葉を借りれば、EXILEというグループは少しだけ刺激的ではあるけれどその青春の物語をずっと感じていきたい、ってのが結論。やっぱり共に生きたいよ。

 

あぁ、今この瞬間にいられて幸せやな。

今この時間を過ごすことができて幸せやな。


そう思える瞬間を積み重ねていってくれるEXILEが好きで仕方ないから。

 

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EXILEを好きになった人生、なんやかんやでめっちゃ楽しいから!

一章のEXILEに出会えたことは人生で一番の幸運だった!

 

そう心から思える人生を、これからも大事に生きていく。大切な音楽と共に生きていく。

EXILE20年目突入。おめでとう。今も好きでいられることを心から嬉しく思います。

いつもありがとう。

いつか今のカタチは無くなってしまうのかもしれないけど、少しでも長く彼らの歌が聴けることを、彼らのダンスが見られることを、切に願います。

これからもどうぞよろしくね。